幸福論:アラン
Apr 4, 2015 · 1 minute read bookreviewalain
概要
フランス散文の傑作と称される、幸福に関する93のプロポ(哲学断章)を収めた本. 考えると落ち込むので、まずやってみるといい、 物事に集中すると、落ち込んでる気分なんか吹っ飛ぶといったシンプルなメッセージが美しい文章で書かれている。
浅い感想とか
スラスラ読めて楽しかった。美しい文章でかかれていて読んでいて幸せになれた。
痛みがますます酷くなるのは、痛みに思惟を巡らすから
のように、一度意識すると意識したことはますます大きくなるというのが一番のメッセージかなーと感じた。確かにそういう経験はあるし、一度何かを考え始めるとそれに付随する様々な可能性(大体悪い要素)が頭に思い浮かんで、 そっちばかり気になってしまって嫌な感じで終わることが多い。何かを始めるときも、一度考えちゃうと始めない理由の方が思いついて結局何もやらないから、とりあえず飛び込んでみる、始めてみるってのが重要なのかなーと改めて思ったし、意識していきたい。
一番好きな言葉は
楽しみは能力のしるし
だった。楽しみます。