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ZERO to ONE:ピーター・ティール

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概要

PayPal創業者のピーター・ティールが、自身のPayPalでの経験やその後の投資家としての活動を通して学んだ(見つけた)、勝ち残る企業やスタートアップ、創業者の特徴、働き方について書いた本。

世界に関する命題のうち、多くの人が真でないとしているが、君が真だと考えているものは何か?

という質問がコアになっている。

浅い感想とか

競争は利益を生まない。競争によって成長するは嘘。競争分野でなく独占分野を行け!独占するには誰にもなかった発想が必要で

世界に関する命題のうち、多くの人が真でないとしているが、君が真だと考えているものは何か?

に答えられる, そういった命題に挑戦しているスタートアップが市場を独占できる。

その企業が市場を独占しているかどうかは、 自身には強豪が多すぎて独占していないとアピールしているかどうか。ある市場を独占してしまっているため、独禁法に引っかからないよう対象市場を大きく取っている( OSは独占だけどソフトウェアで見るとそうじゃないのように)

逆に市場がレッドオーシャンで競合多数の場合は市場のセグメントを切って、ある状況では独占しているとアピールすることで企業の魅力を高めている。

また巨大市場の1%をとる戦略は危険で, 企業間の小さな差別化に必死になり本質的な改善や成長は見込めない。新しい分野に挑戦できるのって本業が安定し(独占状態)ているところだから、成長したいならグーグル行きなって感じ。

独占状態に安心しているとこれも危険で、企業の移り変わりは独占企業が新しい独占企業に敗れるという構造なのでいかに独占を維持できるかというのが重要になる。

人材に関しても、大学教育とかはいろんなことを学んでいろんな可能性を探すことになっているけど、そもそも人の生き方は分散投資できないんだから一つの分野にフルコミットしたほうが絶対に強いよね、ただしそのコミットする分野が20年後に価値があるかが問題でよーく考える必要がある。何を生み出せるのか, どの分野に全てをぶちこむのかを考えてみる特に後者。

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