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ブラックホールを見つけた男:アーサー・I・ミラー

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概要

白色矮星を研究していたスブラマニアン・チャンドラセガールの生涯を描いた本。 白色矮星に関わる波乱に満ちた研究活動やその他の研究について、時代を追いながら 他の研究者との関わりや研究分野を超え関連を丁寧に示している。

話の中心は当時のイギリス天文学界の巨人であったエディントンとの対立と物理学と天文学の融合。 相対性理論や素粒子論が与えた天文学への影響や、逆に天文学が与えた素粒子論絵の影響と

浅い感想とか

ミクロな世界とマクロな世界を結びつけ同じような式で扱えるように構造化するには、 その分野の知識だけでは無理で、様々なところにアンテナを張っていなければならない。 そういったアンテナを張るにはその分野で一番の人と知り合いになり議論ができる環境を作れるかどうかなんだなと思った。

だからこそその分野のトップの人とうまくいかないと、それに付随する様々なことがうまくいかなくなってしまう。また積み上げたものが大きい人ほど、違う視点が受け入れられないもので、トップの人の嫉妬や執着のすごさに驚いた。逆に自分の分野と重なるようで重ならない人ほど協力的なのはやはりライバルとして認識されているかどうかなのかな。。

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